▶第二報 「学術大会開催形式変更のお知らせ」


  平素より、日本小児理学療法学会の活動にご理解賜り感謝申し上げます。また新型コロナウイルス感染症に最前線で対応されている会員の皆様におかれましても重ねて感謝申し上げます。
 第9回日本小児理学療法学会学術大会準備委員会では一人でも多くの皆様に安心・安全に参加頂けるよう熟考を重ねて参りました。現在の感染状況をふまえ、様々な観点から検討し総合的に判断した結果、開催形式をこれまでの会場とWEBでのハイブリッド形式から、WEB開催(ライブ配信・オンデマンド配信)へと変更致します。
 準備委員一同、会場で皆様とお会いできるのを大変楽しみにしておりましたが残念でなりません。何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。

▶第一報
 日本小児理学療法学は2014年分科学会となり、第1回日本小児理学療法学会学術集会を北海道で、2018年は単独学会として大阪で、2019年は福岡で学術大会が開催されました。2020年はCOVID-19の感染拡大により中止となり、2021年は東京でWEBでの開催となりました。この度、2022年11月12日(土)・13日(日)に第9回日本小児理理学療法学会学術大会を、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで開催する運びとなりました。新潟では、対面式での会場参加とWEBによるハイブリッド開催を予定しております。皆様と再びお会い出来る本大会において大会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じます。学術大会開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
 小児理学療法は、脳性麻痺児やポリオといった疾患を中心に発展してまいりました。昨今では、神経疾患・小児がん・発達障害等幅広い疾患を対象とし、新生児期から学童期・成人期と長いライフステージに関わっております。また、臨床の場も療育施設のみならず病院、学校、訪問リハビリテーション、放課後等ディサービスと広がっている現状にあります。どのステージにおいても子どもとご家族を中心として、その時の問題や悩みに真摯に向き合い日々何をすべきか、何が最善なのかといったことに向き合われていることと思います。
 本大会では、『今、小児理学療法に問われるもの~我々は、何をすべきか~』をテーマといたしました。子どもたちに共に向き合われている小児科医や親御さんが、我々に何を期待しているのかその声を受け止め、また、それぞれの置かれている立場によってどのような課題があるのかを探りたいと考えます。また、これからのグローバル社会に対し、海外の情勢としてアメリカにおける理学療法に目を向け、これから私たちが応えていく為のヒントを考える機会としたいと思います。
 また、当学会は法人化となり始動しましたが、まだその会員数は決して多いものであません。教育と臨床の現場が連携していくことで、今後更に発展していかなければなりません。これらを踏まえて、小児科医、医療的ケア児の養育者をお招きしての特別講演2つ、シンポジウム2つ、教育セミナー3つ、臨床セミナー5つをはじめ、一般演題(口述発表・ポスター発表)などを企画しております。
 皆様におかれましては、多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、是非新潟大会にご参加いただき、参加される皆様が研鑽と交流を図り次世代に継げるための充実した学びの場となることを願っております。
 COVID-19の感染状況は落ち着きがみられるものの、未だ予断を許さない状況と思われます。準備委員一同最善の対応と準備をしてまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。2022年深秋、多くの皆様にお会いできることを楽しみしております。

第9回日本小児理学療法学会学術大会
大会長 中林  美代子
(新潟県はまぐみ小児療育センター)